延原時行歌集「命輝く」(第2560回)(がんばれ「菅原:味彩館」)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2560回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。


    10月26日

           天地の事の歌八首

 一 汝誠無辺宇宙に住せるか天地の事(じ)や汝が境位げに
 二 ホ氏やそも天地の事を何となす「交互関係」《Reciprocal Relation》呼びしもの是
   (備考:See PR, 351: "In the fourth phase, the creative action completes itself. Four the perfected actuality passes back into the temporal world, and qualifies this world so that each temporal actuality includes it as an immediate fact of relevant experience. For the kingdom of heaven is with us today. The action of the fourth phase is the love of God for the world. It is the particular providence for particular occasions. What is done in the world is transformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back into the world. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands.” 「第四の相において、創造の働きは完結される。というのは、完結された現実性は逆に時間的世界に移行し、そしてこの世界を制約して、時間的現実態がそれを関連ある経験の直接の事実として含むからである。天国は今日、われわれとともにあるのだから。第四の相の働きは、神の世界に対する愛である。それは特殊な契機にたいする特殊な摂理である。この世において為されるものは、天国の実在性へと転換され、天国の実在性は逆に、この世へと移行していく。こうして交互関係のゆえに、この世の愛は天国の愛に移行し、そしてふたたび、この世に還流する。こうした意味で、神は偉大な仲間――理解ある一蓮托生の受難者――である。」ホワイトヘッド著作集 第11巻 『過程と実在(下)』山本誠作訳、京都・松籟社、1985年、625頁)
 三 歌詠めば体しゃんとしリフレッシュ天地の事や生ける芯成す
 四 天地の事をこそホ氏や御友呼ぶ「交互関係」誠これなり
 五 有機形而上学遂にぞや御友軸にや交互関係
   (備考:ここに至るまでに、宇宙の創造活動を巡ってホワイトヘッドは、第一に「概念的創始性」の相、第二に「現実態の諸多性を伴った物的創始性の時間の相」、第三に「完成された現実態の相があり、そこでは多は、個体的同一性にせよ統一性の完結性にせよ、失われるという制約なしに永続的に一であり、永続性においては、直接性は客体的不死性と和解する」ものと理解する(前掲書、同頁、参照)。即ち、究極的創造作用の観点からみて、言はば「正」「反」(つまり、進展する世界の諸契機の包摂)「合」(つまり、永続的「一」=事の直接性と客観的不死性の和解、即ち「復活」「ともあらはれ」の原理)が把握さるるなり。而して今、御友軸(即ち「復活」「ともあらはれ」の冒険)出づるなり。かくして、創造形而上学+御友神学=復活形而上神学成るなり)
 六 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   (備考:備考。「深き低み」=太初のロゴス(『ヨハネ』1・1・第一項)なり。「太初のロゴス」は滝沢の所謂「インマヌエルの原事実」をなすなり。「深き低みの底」=神と共なるロゴス(『ヨハネ』1・1・第二項)なり。「神と共なるロゴス」は「飛翔のインマヌエル」を成すなり。「インマヌエルの原事実」が「飛翔のインマヌエル」に移行するには、御友の祈り即ち冒険不可欠なり。『ヨハネ』17・5=AI, 295, 熟読参照)
 七 絶後にぞ笑み増しあるや交互軸げに御友のや飛翔ありてぞ
   (備考:「飛翔」宇宙の帰趨完成示すなり。即ち、re-capitulatioをなり)
  八 核時代宇宙帰趨に沿わぬこと甚だしきや虚仮不実そも
   (備考:必要なるは、核軍略超ゆる宇宙形而上学なり。これ天地の事徹見すればなり。その事の理「平安ありて平和なる」なり) 







21年前の神戸の大震災の起こる前は、私たちの市営住宅のすぐ横の「御藏菅原地区」にあった「菅原商店街」は、たいへん賑わっていて、ここの市場はとても人気がありました。

しかし、震災による火災でこのまちは広範囲にわたって焼失してしまいました。

そこで再建を模索して立ち上がったのが市場の皆さんで、新しく組合を作って「菅原:味彩館」を共同で運営して、がんばってこられました。

この店の前には、あの震災の時に完成した人気映画「寅さん」の最終回のロケ地になった記念のモニュメントがあります。

渥美清さんの最後の演技でもあり、山田洋二監督もこの場面には、特別の思い入れをして、あの作品を仕上げて下さいました。



ここにできた新しい市場「菅原:味彩館」は、まちの人々に愛され・支えられて、この20年余り、こんにちまでがんばってこられました。

いま「店内の改装」のために閉店中ですが、みなここの「新装開店」を待っています。

近くに大型店の開業などあって、難しい課題を乗り越えていかねばなりません。

がんばれ「菅原:味彩館」!!


終りに「味彩館」のお隣の小さなお庭を撮らせてもらいました。

いつも「味彩館」で買い物をするときに立ち寄って、花をたのしんでいます。

ねことともに並べます。