延原時行歌集「命輝く」(第2468回)(夏の空・セミの声・百日紅・雀・ねこ)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2468回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。


  7月23日

           今朝の心地の歌七首

 一 今朝もぞや輝くばかり復活の歓び享けて目覚めける我
 二 我妻の絶後笑み増しもろともに味合ひゆくや今朝の心地よ
 三 この大地宇宙的にぞ貴重なる惑星なるや奇しき恩寵
   (備考:山本良一教授論考「地球のような惑星は宇宙的に見て稀であるという仮説とエシカル消費」より学ぶ(1):「私たちの太陽系が属する天の川は宇宙誕生後、わずか10億年程で誕生し、2千億個の星からなる。宇宙には1千億個以上の銀河があると言われている。この宇宙自体は138億年前にビッグバンによって誕生し、70億年前より加速膨張している。天体が我々から遠ざかる速さ(後退速度あるいは膨張速度)はその天体までの距離に比例し、その比例定数はハッブル定数と呼ばれ、326万光年当たり67㎞/sである。宇宙の96%は謎の物質やエネルギーからなっており、私たちが解明できたのはその4%に過ぎない。しかしこの1世紀の科学の進歩によって人類の宇宙、地球、生命の進化についての知見は飛躍的に高まった。
 その重要な結論の1つは、私たちが生命の誕生と進化を許容する幸運な宇宙、奇跡の惑星に生きているという事実である。重力、電磁気力、強い力、弱い力の相互作用定数が現在の値より大き過ぎても、小さ過ぎても現在のような宇宙を形成することができない。相互作用定数が極めて限られた範囲の値にない限り、宇宙は生命を誕生、進化させることができないのである。あたかも自然法則の基本定数は、生命の誕生と進化を許容するように微調整されているように見える。まことに不思議である。
 その一つの説明は無数にあり(多重宇宙)、知的生命が誕生・進化できる宇宙のみが実際に観測されるというものである。1000という数にはゼロが3つあるが、この無数の宇宙の数はひも理論によれば、何とゼロが500個もつくような巨大な数であるという。確たる実験的証拠はまだな無いが、私たちが幸運な宇宙に住んでいることは紛れもない事実である。」(2頁)。哲学的に言ふならば、宇宙は客観的に進化しつつあると同時に、「幸運なる宇宙なり」と言ふ主観原理を必ず伴ふなり。それが宇宙なり。客観的なだけの宇宙あることなし。これ宇宙の特性なり、と我言ひたし)
 四 数知れぬ危機ありてもぞ見よ此処に神エコゾイクス実に働けり
   (備考:「神エコゾイックス(エコ生命学)」《Divine Ecozoics》とは、トマス・ベリーがThe Ecozoic Era (エコ生代)と言ふ「時代論」を、近代石油産業文明が6500万年前からのThe Cenozoic Era (新生代)を石油の掘削蕩尽により破産させた故、これに代わる新時代を「エコ」を中心に人類が「地球と照らしある文明」の創造によって開拓するべく、提唱なしたる事を受けて、我延原がその根拠として提唱せる「形而上学的神学」なり。奇しくも本日午前、拙稿”The Problem of the Two Ultimates and The Proposal of an Ecozoics of the Deity”(「二究極者の問題と神のエコゾイックスの提唱」)を第十二章に含む十五名の著者による共著:Living Traditions and Universal Conviviality: Prospects and Challenges for Peace in Multireligious Communities, edited by Roland Faber and Santiago Slabodsky (Langham, Boulder, New York, London: Lexington Books, 2016)アマゾンによって到着せり。
 山本教授論考に学ぶ(2):「さて、地球は30㎞/sの速さで太陽の周りを1年かけて回転している。地球と太陽の距離は1億5千キロメートルで、近すぎず、遠過ぎず(生命居住可能領域)、地球表面には水が存在し生命の誕生と進化に有利であった。
 太陽系は天の川銀河の中心から2.6万光年の距離を240km/s の速さで2億年の周期で回転している。太陽系が誕生して46億年が経過したが、その間23周したことになる。天の川銀河自体はウミヘビ座の方向へ、600km/cの読度で疾走している。これはなんと1日に5,184万㎞の距離を進む速度である。
 天の川銀河の中心部にはブラックホールや活発な活動をする星々があり、一方、周辺部には生命を構成する多様な元素が存在しない。太陽系は銀河の中心から近過ぎず、遠過ぎずの生命の誕生と進化に有利な領域(銀河生命居住可能領域)で形成された。
 実は太陽系の構造もシンプルで地球で原始的生命が誕生し長い時間をかけて進化するのに有利であった。太陽の周囲を惑星が同心円状に、ほぼ同じ平面を同じ方向を開店していて、この軌道は数十億年安定していたと考えられている。巨大惑星の木星が地球に代わって多くの隕石を吸収してくれた。地球に大きな月があるために地球の軌道傾斜角が長期間安定に保たれた。
 地球の軌道の離心率は0.017でほとんど円軌道であり、太陽からの距離の変化が少なく生命存在に有利であった。太陽の質量についても、最も重い星は太陽質量の100倍もお質量をもち、最も軽い星は100分の1程度であり、星が放出するエネルギーが生命存在に適度であった。ただに地球に似た惑星は既に2千個程度発見されており、広大な宇宙には太陽系に本当に似た恒星系が存在する可能性はあるかもしれない。しかし以上の議論から地球が生命の誕生、進化に有利な奇跡の惑星であることが了解されるのである。
 地球は誕生以来、火の玉地球、水惑星、陸と水の惑星、生命の惑星へと進化し、その後は生命と地球が相互に影響を及ぼし合いながら共進化してきた。原始的生命は地球誕生間もない40億年前に誕生した。しかし原始的生命から多細胞生物の誕生までに何と宇宙の歴史の1/4にあたる34億年もの歳月を要した。6億年前のカンブリア大爆発によって今日の動物のほぼすべての祖先が誕生した。その後、少なくとも5回の静物種大量絶滅を経て700万年前に人類の祖先が誕生した。人類も判明しているだけで19種が絶滅し、私たちの直接の祖先ホモサピエンスが出現したのはやっと20万年前のことである。ホモ・サピエンスも7万年前のインドネシアスマトラ島のトバ火山の大噴火による寒冷化の影響で人口は1万人程度に減少したと推定されている。このはるかなる生命進化の旅程を経て私たち、一人一人があるのである。これを要するに私たち一人一人の存在に全宇宙が関与していると言っても過言ではないであろう。)
 五 究極の神意あるやは御友のぞ「我が羊飼へ」命法や告ぐ
   (備考:この命法は、138億年の宇宙歴史にわたって投げかけらるるものなり。もしも今日の科学的観点を入るるならば、御友神学よりするならば、キリスト教宇宙教ならざるべからず)
 六 この命法宇宙歴史の全域を眺む復活視点からぞや
   (備考:山本教授論考からまなぶ(3):「地球のような惑星は宇宙的に見て稀であるというレア・アース仮説 私たちの体は60兆個の細胞と100兆個の細菌などからなることを考えるだけでも、細胞が1つだけの原始的生命からの人類への進化に40億年という途方もない時間がかかったことが了解されるのである。原始的生命の誕生、生命の暗号DNAの形成、光合成の開始、複雑な細胞の誕生、有性生殖の開始など生命進化の跳躍が続かなければ今日の人類の誕生は無いのである。また原始的生命から知的生命までの進化は一直線ではなく、様々な偶然が介在したことは、知的生命の出現がきわめて稀であることを示唆している。私たちには心があり、また愛、慈悲、良知があり、宇宙・地球・生命の進化の歴史を認識できる地球上では初めての生物である。宇宙的に見て地球ならびに複雑な生命の出現はきわめて稀であるという仮説はレア・アース仮設と呼ばれていてピーター・ウオードとドナルド・ブラウンリーによって提唱された。これまでの議論から地球に類似した惑星は宇宙に大量に存在するかもしれないが、複雑な生物、知的生命の存在はきわめて稀であると考えられるのである。銀河は密集して分布しているが、星の平均間隔は5光年程度と散らばっており、例え近傍に知的生命、地球外文明が存在したとしても交流するのは物理的に困難である。少なくともこの半世紀にわたる電波観測によっては地球外知的生命の発する電波は観測されていない。
 人類の存在にとって地球生態系(自然)は不可欠であるが、一方知的生命である人類を失えば自然は盲目となるのである。人類と自然は共に宇宙的に貴重であると言っても過言ではないであろう。」(3−4頁)。そもそも、宇宙の鏡としての知的生命なる人類を必要視するものは誰か。宇宙を超えて宇宙を包む者でなくてはならぬ。復活者御友なり。而して復活者「アブラハムの出でぬ先より在る《我》」(『ヨハネ』8・58)なることにより、全宇宙史と共に在るなり。かく見れば、御友神学宇宙的神学ならざるべからず) 
 七 御友がや宇宙史共にあればこそ復活こそぞ進化の鍵ぞ








今朝も輝く太陽のもと、セミたちの大合唱が続いています。

上は、昨日の「ぶらり散歩」で見上げた夏の空です。

若者たちが路上に出て、友だちとポケモンを楽しむすがたを見かけました・・・・。


昨日も、セミたちが一斉に「湧き出た」ような感じで、樹々を飛び過っていました。

奇麗な百日紅の花を、スズメや猫たちと共に並べます。








住宅の中庭の花壇にも、たっぷりと水やりが行われて、・・・・