延原時行歌集「命輝く」(第2334回)(第5回神戸地域人権シンポジウム)
延原時行歌集「命輝く」(第2334回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(233−1)反省の歌三首、実にも御心の歌、妹背最後の会話の歌、ぽつりぽつりの歌、今将にの歌、新しき事の歌、ゾエ−(命)の歌、秋の日の歌、面白しの歌、神Ecozoicsげにの歌、笑み増し不思議の解の歌、溢れけりの歌、我覚りぬの歌、ポスト核時代の信の歌、英文稿の歌、新時代の歌、老松やの歌(2015年11月1日)。
11月1日
反省の歌三首
一 今朝も又歌詠むうちに我知らず中巻結び作りにけりや
(備考:「風の便り」10月下旬号を『復活の省察』中巻エピローグ「結びの歌の巻」となすこと、よくよく反省して我決したり)
二 ふと気づき「これ結びなり」我決す実にも実作見るや反省
(備考:これ我歌実作中には見えざる視点なりき。いま反省の観点より「これ結びなり」と我決せり)
三 本作り面白きかな実作と反省矛盾相即すとは
実にも御心の歌五首
一 この病死に至らずや汝が歓喜昇り往くこと実にも御心
(備考:ヨハネ11・4、熟読参照:「この病気は死ぬほどのものではない。それは神の栄光のため、また、神の子がそれによって栄光を受けるためのものである。」)
二 我妻や一切委ね痒み退くその喜びぞ実にも御心
三 それ故に尻上がりなる歓喜妻絶後の笑みやなお溢れける
四 人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば微笑ぞ
(備考:復唱)
五 人生は我や生くるもその果てや御友の胸にありと知れとぞ
妹背最後の会話の歌十二首
一 父さんな今一番幸せや何でやそれは皆やって呉れる
二 妹と背の最後の会話これなるよ思ふごとにや歓喜し溢る
三 それにぞやこの直後にや汝逝きし思ふ間にぞや絶後笑み増す
四 これをしも尻上りのや歓喜とぞ我申すなり実にも御心
五 御友はや言い給ひけりこれこそは栄光受くる道やこそなれ
(備考:ヨハネ11・4、熟読参照)
六 人生はただ生くるのみならずして御友栄光称へ往くこそ
七 称へのや歌こそ何ぞ笑み増しぞ我妻の幸御国幸げに
八 これほどの幸享けつつや汝や往く誠御神汝祝します:
God blessed the good day of self-reflection and self-dedication
九 一生を顧みてこそ幸と言ひ思ひ出奉献笑み往く信子
十 生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ
(備考:復唱)
十一 歓喜とや詠ふ故ぞや甦り御友栄光称へしあれば
十二 かくてこそ妹背共々本作りなすや一心実にも御心
♯ ♯
昨日の「しばた良寛講座」は盛況で恵まれた集いであった事を、昨晩先生からのお電話で伺いました。今朝も上の歌(11月1日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
11月29日
愛語響くの歌五首
一 皆様の三十年の歩みにぞ添へて「愛語」を我語りけり
(備考:しばた良寛会『30年の歩み』発刊されたり。昨日しばた良寛講座=於新発田市生涯学習センター=にて「良寛の『愛語』とボンヘッファーの『倫理』をめぐって」我語りぬ)
二 熱気にぞげに包まれしセンターや「愛語」に応へ時代拓かむ
三 第三次世界大戦あり得ざることとや成すや「愛語」ならむも
四 ボンへファー「倫理」に我や見出せり慈心愛心愛語のひびき
五 我誠憲法よりも愛語をぞ日ノ本民や読むべしと述ぶ
今年も会場は満杯で、この5年間交流を重ねてきた石巻仮設住宅自治連合会の内海徹さんをゲストに迎え、防災復興の研究者としてご活躍の室崎益輝先生の基調講演を中心に、主催者側の本多昭一先生と森元憲昭代表幹事、弁護士の西野百合子先生のパネリストで、4時間足らず「シンポジウム」の面白さを満喫させてもらいました。
上は基調講演の室崎先生
下はNPOまちづくり神戸の理事長の本多先生
上は西野弁護士
下は森元氏(左)