延原時行歌集「命輝く」(第2181回)(ムグンファ(ムクゲ)の花など)

                     

         延原時行歌集「命輝く」(第2181回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(216−8)
為すは人主体御神の歌、摂理謝すの歌、今日の日やの歌、朝餉の歌、妻幸せの歌、微笑の歌、主の祈り二重の歌、愛の歌、不実教と御友飛翔の歌、「友よ」嬉しやの歌、今朝恵まれし御友神学の歌、称名の歌、道伝ふ歌の歌、宇宙開眼の歌、神学びの歌、任す日や佳しの歌、御自らの恵み歌、御神日々の歌、変貌論の時代歌、主の促しやの歌、本作る父さんやっての歌、悟りたりの歌(2015年5月11日〜20日)

    5月19日
             日ノ本西東の歌三首

   日ノ本をめぐるや嬉し西東本作り成す妹背共々

   復活の省察やこそ輝きて御友のいのち宇宙蔽ふや

   我が諸著を人方愛し給ひてや方々にてや隠れ読まるも
   (備考:過日我が教へ子の令夫人よりも拙著への礼状頂く)

    5月20日
            御友本作りの歌九首

   本作る父さんやって妻言ひし願ひに形与ふるや佳し
   (備考:5月19日、北梅田のホテルにて)

   願ひにや形与ふる本作り願ひ元々主の願ひなり

   妻命この願ひにや込めらるる形与ふる我が務めなり

   かくてぞや本作りのや日々に妻命はや顕われにけり

   妻命御友の求め受くるもの天に成る如地にもこそとぞ

   かくてこそ本作りはや御友のぞ求めなりけり妻受け勧む

   この悟り悦ばしきや誠にぞ御友在りてや我妻や生く
(備考:ノーちゃん、本作りはな、御友の業や。そやねん、父さん、嬉しい嬉しい)

   生くるにや何が歓びなるやとて御友わざ為す天地ほどなき

   妹背共天地一枚本作りこれ御友のぞ業にしあれば

             悟りたりの歌八首

   我妻や手のうごきにて上智にて講演成せと示せる神慮
(備考:5月19日、上越新幹線ときにて、2010年12月1日早朝の事想起して詠める)

   それなくば此度のペーパー出ずることなかるべしやと我悟りたり
(備考:The International Whitehead Conference in Claremont: Seizing the Alternative, June 4-7, 2015にて我、"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"なるペーパー、"Whitehead and the Indiginization of Christianity" Sessionのために発表するなり。これ上智大学にて2011年秋に開催されし四年前のIWCに発表せしペーパー”The Problem of the Two Ultimates and the Proposal of an Ecozoics of the Deity: In Dialogue with Thomas Berry and Sallie McFague”の続編なれば、而して2010年12月の準備大会にて我の為せし講演「良寛とトマス・ベリー:今、21世紀の懺悔と回心「エコ生代」開幕す」(拙著『宇宙時代の良寛:エコ神学者トマス・ベリーと共に』新潟・考古堂、2013年、所収)とも密接に関連するものなれば、妻2010年12月1日早朝大怪我の直後寝かされおりし居間にて右手にて書棚の書物を二度にわたりて引き寄する動作をなして我に「予定されたる上智講演に行くべし」と示すことなくば、此度のクレアモント・ペーパー出ずることなかるべしとは真実なり。かの時居間にて意識朦朧たる中にて「右手のうごき」我が行動、学会の歴史動かせるも、はて、一体全体あれはノーちゃんが為せしものか、それとも御神の行為なりしか、行為の主体は我御神なりと信ず。我「とき」車中にて深く瞑想し、かく悟りたるなり)

   我が生涯神学びにぞ打込みしつくづくとぞや妻ぞ覚へし

   我妻や本作るとや言ひし時我が生涯を思ひたるなり
(備考:2014年2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクター「何したい?」と訊かれたるに、妻「本作る。父さんやって」と答へし。我これを遺言と聴きしなり。それ故、この言葉幾度も幾度も瞑想するなり。その中より『復活の省察』三巻完成せんと打込みておるなり)

   父さんなあ勉強時間ないなあと妻言ひし時「これ勉強や」
   (備考:妻看病を勉強と我や言ひしや。妻安心歓喜せり)

   然る故「父さんやって」言ひし時存分省察成せとのことぞ

   かく悟る我が心中にノーちゃんや顕われけるや実に仄々と

   復活やこれ何なるか真実の心の出逢ひ外ぞなきなり   (備考:なあ、ノーちゃん。そう、父さん)


          ♯              ♯


今朝も上の「5月19日」「5月20日の歌に加えて、最新のメルマガ「風の便り」の昨日の歌を収めます。

            〇(6月22日)何故にの歌十首

   何故に我妻と共敬和にぞ赴きしぞや二十年問ひし

   チャプレンと哲学教師務めたるフル回転の現役や佳し(備考:その間ノーちゃん内助の功フル回転なり:運転は言ふに及ばず、キリスト教と教育員会の友方、現代宣教ゼミナールの牧師方、延原ゼミ生達、自宅ディナ―に招待せしこと幾十回ありしや。留学生の集いの際の会食準備テーブルセッティングもクレアモント仕込みの手際なりしも。誰も真似し難き芸術なりき。又、第十回IPO:国際哲学オリンピアード(於国連大学、2002年5月13−15日、日本組織委員長:北垣宗治敬和学園大学長、大会会長:延原時行同教授)の際の裏方、募金帳簿等の整備他大奮戦、実に見事なりき。それら無しに、我職責果たして全うなりしや我知らず)

   引退を幸ひに我東西研立て籠もりしはプロセス学ぞ
(備考:The East-West Process Studies Project [since 1985]なり。この6月始め、4−9日、所長として我Seizing an Alternative: Toward an Ecological Civilization学会、at Pomona College, Claremont, U.S.A.にて論考"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"を日本代表を兼ねて発表せしなり)

   妻倒れ我や知りたり看護道「皆やり呉れる」妻や感謝す

   幸せの絶頂語る妻なりきなどてその昼逝くやなどとは

   然れども我妻絶後笑み増すを見たるその時悟りありたり

   我らがぞ幸せ語り如何にもや笑みに若かずや絶後妻のぞ

   かくてぞや岸辺立つ主と笑むや妻復活証人成るべく生きぬ

   「本作る父さんやって」言ふや妻復活証言我に託せり

   成程やこれなるかやと我悟る命歓び尽きぬ所は

   一切のこの世働き絶後笑みひとつ出でてぞ比ぶるもなし

   我信子甦らせり御父のぞ告げ給ひける如何に尊き   (備考:2014年5月20日早朝の我時行への夢中御父お告げなりし)

   御神成す御働きのぞ華やぎに我見惚れるのほかぞなくして

              命がぞの歌五首

   命がぞ今生のみにあるならば人の傲りも何程かやと

   浅墓も言ふ言葉なし今生の命だけにぞ頼れるひとや

   誤訳なし主の御復活歪めたる日ノ本基教恐るべき罪

   それをぞやそれとも思ふこともなく人為す基教続き得るかや

   我妻や絶後笑み増す不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す   (備考:復唱)









戦後70年、今日は沖縄の慰霊の日です。昨日は日韓国交正常化50年の記念の日でした。

上の写真は、私たちの住宅に咲くムグンファの花・ムクゲの花です。この花は韓国の国花ですね。

「わが国の花」という歌は「ムクゲ ムクゲ 国花 三千里 野や山に わが国の花  ムグンファ ムグンファ ウリナラコッ サムチョルリ カンサネ ウリナラコッ」(笠木透『鳥よ鳥よ青い鳥よ』より)



上は今朝の神戸新聞の載っている岩田健三郎さんの連載作品です。姫路の「ゆかたまつり」です。今日開幕いたします。

(なお、岩田健三郎さんの版画集は、別のブログで長期連載させていただきました。いまもご覧いただけます。http://deainoie.fukuwarai.net/

いま、ノーゼンカズラの花も綺麗ですね!!