延原時行歌集「命輝く」(第2173回)(「なるお文化ホール」での「女声コーラス・こぶし」コンサート)

                     

        延原時行歌集「命輝く」(第2173回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(215−8)
先達やの歌、この道やの歌、哲学やの歌、思索なすの歌、カブ著拙訳上昇の歌、今成すの歌、いよよの歌、何故にの歌、神表現の歌、我やしもの歌、御友福音の歌、御友二態の歌、「復活の省察」中巻の歌、昂揚感の歌、神学一瞥の歌、行脚霊感の歌、主の祈りの歌(2015年5月1日〜10日)。

    5月9日
             行脚霊感の歌十首

   心にぞ雪仄々と降りしきる「妻と越後に使ひせし佳し」

   浪花のやホテルにてぞや我思ふ加茂から出でし生涯行脚(備考:我1964年春伊丹教会伝道師辞し、川西市加茂畳10=南花屋敷3−8−16=にて開拓伝道始めぬ)

   米欧に十五年かな越後にて二十四年ぞ御友と行脚

   関西を出でにし我も米よりぞ帰国せるはや新発田の敬和

   而してや只今中巻専念す復活形而上学や成る(備考:『復活の省察[中巻]ーー妻と歌う:人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば微笑ぞ』これ1991年(平成3年)敬和学園大学に赴任せしよりの、わが最大の天与の仕事なり)

   「本作る父さんやって」妻言ひつ我成す中に入来のさち
(備考:これ誠Pentecostal Eventの幸なり。2014年2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクターのご質問「何やりたい?」にノーちゃん「本作りたい。父さんやって」と言ひし時、これ謎の如き言葉なりしが、今や御神の御旨表すものなること我悟れり)

   人の幸文明の華御霊降ることやなくばや誠詮無し
   (備考:これをしもPentecostal Eventのぞ幸と言ふなり)

   東京に我着きたるや烈しくも霊感やあり「復活書成せ」   (備考:東海道新幹線のぞみにてなり)

   昏々と眠りたるやも上越線メッセージぞや胸深々と   (備考:上越新幹線ときにてなり)

   かくてこそ畢生の書の任務をば我しかとぞや覚り得たれり   (備考:こんなこっちゃ、ノーちゃん。嬉しい嬉しい、父さん)

   (これ書きて直後まどろみ我や見る妻笑みてぞや同意せるあり)

    5月10日
             主の祈りの歌八首

   何ぞ我見捨てしや父太初榮輝かしめよ主ぞ祈り給ふ(備考:マルコ15・34=ヨハネ17・5=マタイ6・9。主の祈り否定的にや「何ぞ我?」、肯定的にぞ「栄光を輝かせしめよ、父」なり)

   これやこそ御友祈りし十字架の祈りなりけり主の祈りげに

   父や聴き御友引き挙げ給ひしや華やぎこそや現成の歌

   かくてぞや御名キュリオスぞ父賜ふ御名崇めてぞ我ら生くべし
   (備考:ピりピ書2・11、熟読参照)

   生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ   (備考:復唱)

   御心は天に成る如地にもぞやパン赦し悪御手の随(まにま)に

   御名がぞや崇められよと祈るとは復活拝受只管やこそ
(備考:御名そもそもや父に依る「子の甦らせ」即「キュリオス命名行為」なれば、この御名崇むとは、復活拝受即Pentecostal Eventなり。これ今日の我が大発見なり)

   かくしてぞ主の祈りとは二重なり主祈るありそれ受け祈る(備考:主祈ります故に復活起こり、起こりし復活拝受即「御名崇むこと」なり。然るゆえ「復活」生起や入来を生む、と言ふべし)

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今朝も上の「5月9日」「5月10日」の歌に加えて、最新のメルマガ「風の便り」より「6月8日〜6月11日」の歌を収めます。


        〇(6月8日)朝8時Mudd & Blaisdell Hall (宿舎)前にて
          Supershuttle待ちつつの歌五首

   これやこのノーちゃんのぞや供養まで旅に来にけり復活書手に

   親しきや友方に本贈るとは実にも嬉しき供養巡礼

   胸に雪降るや嬉しや我妻の生涯メモリ―手渡すの時

   木々の葉や朝の陽光受けてぞや実に青々と輝きにけり

   発つ日のぞSupershuttle待つうちに未知の友方佑けあひつも
(備考:LAXまでクレアモントから通常Supershuttle door to door serviceにて二時間なり。なかなか来ぬゆえ、TELと人方継続中なり)

       〇(6月9日)ANA機上にて思ひたるの歌(6月9日帰国)七首

   敬和をぞ建つる事とて励みしや北垣学長支ふ嬉しも(備考:敬和学園大学一度文部省申請失敗せし後、初代学長北垣宗治先生と共に初代チャプレンとして、此処クレアモントより呼ばれて帰国赴任、辛苦開学なりたるなり。二十四年の昔1991年春の事なり、思ひ出ず)

   我人生復活省察元にして一歩や一歩さらに登らむ
   (備考:これ只今の思ひなり)

   我妻と箴言作り修行せりいと近き神支へ給ひぬ   (備考:これ妻看護介護の三年四か月の思ひなり)

   かくてこそ堅固なる基礎据へたるや御友と共に飛翔せんとて
(備考:これ三年四か月の英文箴言我と共に修行ありて我妻絶後笑み増し、復活飛翔喜びての思ひなり)

   此度のぞ突如講演瞬発す滑らかに出ず一語一語や   (備考:これ此度の「演説」為し得たる感謝の思ひなり)

   御神の示しますまま道や往く歓びこそや御旨随(まにま)に

   「アンセルム」「Divine Ecozoics」孰れもや風のまにまに脱稿や成る(備考:英文二著:Anselm's Argument and Buddhist Wisdom; Toward an Ecozoics of the Deity: Ecological Theology in a New Key Coping with the East-West Dialogue in Philosphy完成や嬉し)

             〇(6月10日)人生はの歌二首

   人生は復活のぞや助走なり御友呼びます「我に従へ」

   第二巻復活省察副題や「歌より智慧へ」御友在りてぞ(備考:『復活の省察 [第二巻]ーー歌より智慧へ:人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば微笑ぞ:However miserable you may be, if you see God-with-us from the back, you smile)

            〇(6月11)初夏満々の歌十首

   先達の御閲読のぞ文きたる如何に人生楽しきやこそ
(備考:北垣宗治先生、敬和学園大学初代学長、メール御書簡6月5日付、深謝無尽:「延原時行様 5月に頂いたご論考4編を拝読しました。深謝いたします。「『世界への愛』とプロセス哲学」はぼくには超難解でしたが、英文の要約のおかげでかろうじて理解できました。物語神学を形而上学的神学に翻訳(ぼくなりの受け止め方ですが)することの重要さを教えられました。"Some Whiteheadian Reflections on the Resurrection"は延原神学のすぐれた要約でした。ハイデガーと滝沢先生が、アリストテレス的な「不動の動者」にこだわったために、延原さんが遺憾とされる結果をもたらした、という解釈を面白いと思いました。しかし一番面白いのは、信子さんの肉体の死を契機として、復活に新しい解釈を試みられたことでしょう。有難うございました。  北垣宗治」 ご返事12日付:「北垣宗治先生 貴重なお時間を蕪雑な拙稿4編御閲読にお使いいただいて誠に恐縮に存じました。心より厚く御礼申し上げます。ご論評有難う存じます。仰るように、私も、ノーちゃんの絶後笑み増しに、復活の新解釈を促されておりますこと、一番面白いと感じております。形而上学の勘所の解を与えられたと申しますか。今、今回のクレアモント国際ホワイトヘッド学会に持ち込みました拙論:"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"の解説のような、此度のクレアモント講演、そのまた解説のような電子メールを、カブ先生に提示させて頂いております。C.c.でお目にかけております。御笑覧下さい。益々暑くなる様であります。御自愛を! 右、お礼方々  延原時行」

   我妻や絶後笑み増し往きてこそこの宇宙ぞや初夏満々や

   此度はやクレアモントへ旅やせしその喜びの尽きず止まずや

   六月に説教ひとつ為すとてや演題聖句書きて送りし
(備考:「復活のよろこびーー我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す」;ヨハネ福音書21章1−17節。鈴木孝二氏になり)

   御友のぞ神学び成す我ならば友方とぞや歓びわかつ

   それがこそ生涯の道往く術ぞかくや悟りて今も未来も

   笑み往けば妻の道もや我が道も一つ道なり御友在せば

   昨晩も我しきりにや御友のぞ神学びをば夢に反芻

   我妻や絶後笑み増し示せばや宇宙笑みなり他に何在るや

   人如何に悲惨なるとも御友在り岸辺の主こそ御父への道








昨日も今日も梅雨空もひと休みです。

延原さんの歌も上の6月11日まで近づいてきました。先日13日(土曜日)の良寛会のおける新作能「国上」にいたく感動されたお話を昨晩お電話でうかがい、当方も深く感銘させられました。

延原さんのお話によれば「お能は復活を演じるもの」で「あの能面は絶後の妻の笑みの面と同じもの」であることなど、深い歓びをお聴きしました。たしかにたしかにと思いました。

本日の写真は、昨日の日曜日の午後に阪神電車に乗って「鳴尾駅」まで、そしてしばらく歩いて「なるお文化ホール」でのコンサートを楽しんできました。撮影は禁じられていますので、会場の前の花壇とカンバン、そしてチケットとアンコールもはじけたあとのものだけを収めました。「こぶし」のメンバーは40数名、平均年齢70歳弱のようですが、みなさん素敵で輝いていました。

帰路は、会場すぐに大きなお店がほぼひと駅分ーー鳴尾駅より甲子園駅までーーつづいていて、途中で喫茶店でひと休み、・・・・甲子園の野球場のすぐ横に出てきました。

はじめて見る景色でしたので、出口あたりの景色と馴染みの甲子園を撮りました。日曜日なのに甲子園はおやすみで、お休みの甲子園球場も初体験でした。