延原時行歌集「命輝く」(第3006回)(兄の一周忌の法事)

 延原時行歌集「命輝く」(第3006回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

兄の一周忌の法事のために東京に出掛けてい二日間、先生から届けていただいるメルマガ「風の便り」のUPをお休みしました。さっそく、その二日分を収めさせていただきます。

○(5月12日)孜々と励むの歌九首
      (* 鳥飼先生 5/12, 2018 1:13 AM)

一 「原事実新現在産み出し」を我喜びて哲悦と言ふ

二 良寛や歌の世界でこれを見て一人遊びと言ひにけり哉

三 人がぞや遊びに徹し今といふ時味読なすこれ歌と言ふ

四 呆れたり創作の今自知せざる他者我が作ぞ組版したしと

五 それもぞや未完の書のぞ組版と言ひも言ひたり嘘果てしなし
  (備考:「未完の書の組版」と言ふものは不可能事なり。必ず我による「完成稿」のみ次の過程としての「組版」に移行なすなり。著者が執筆中現在進行形である限り、組版過程は始まらぬなりこれを無視、無認識なすを「嘘」とは言ふなり)

六 我がぞや哲悦と言ふ在りざまは今の頂点直下そのまま

七 今日も我ただ書き進む面白し我が書誠や実験作よ

八 然る故未だ完成ならぬ作いかで世の人組版為すや

九 そんなもの在りはせぬわい愚者我やただ神恐れ孜々と励まむ  (備考:やってはならぬ事を御神の御前でやらぬ事、世の人のやうに賢くないので、愚者に徹する事、形而上学的神学日記の歌人の矜持なり)

IXIA!
延原時行

○(5月13日)哲悦咲くの歌九首
      (* 鳥飼先生 5/12, 2018 16:44 PM)

一 願はくばただ知り給へ著者は著者書かざる者や組版なけれ

二 良寛の一人遊びと言ひしはや自他のけじめの御前の自知ぞ

三 この件や哲悦そもや何たるや見事活写の出来事なるや

四 人は皆己が哲悦磨きてや己が書書けやげに孜々として  (備考:我が「執筆中」の原稿は、何処かの出版社の現場の「組版過程」に入る事は時間過程の相違により現実的に不可能なり。此処に哲学上の時間過程の問題が浮上なすなり。これこそ我が学説「原事実の新現在の産み出し」の歓喜=確認(即ち、哲悦の発生の真理性問題)なり)

五 賢しらに他者書きしもの用ひてや組版などと虚偽可笑しぞや

六 「創作用」「原事実のや新現在産み出し」あらば哲悦や咲く

七 「神表現」働きありて協働の御神称へむ哲悦や咲く

八 「創作用」「神表現」と協和すや「共創」の美ぞ溢るるやそも

九 本書にてかかる三つの場合なら哲悦咲くや著作只中  (備考:この場合我「組版過程以前の著作過程」に言及なせるなり。即ち、巻末謝辞第二節(二)「鳥飼慶陽家のリハビリ一歩一歩」これなり)

IXIA!
延原時行

5月11日は名古屋の娘のところで一泊

5月13日は東京・八王子の上川霊園での兄の一周忌法要

法要の後、「鶯啼庵」で兄を偲んで・・・