延原時行歌集「命輝く」(第3004回)(花壇の土づくり)

 延原時行歌集「命輝く」(第3004回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も初めに先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

○(5月9日)花壇の植え替へと新著推敲大確認の歌十首
      (* 鳥飼先生 5/8, 2018 22:50)

一 汝が花壇植へ替へ見てや我もやも新著推敲大確認

二 要らぬもの最後に捨てる気概もて本作りこそ意気軒昂ぞ

三 「原事実新現在を産み出だす」これ我が哲学原理なりけり  (備考:我が新著草稿『哲学の喜び――チェンジの時代に、根底を省察する滝沢語録を読む。』の講義録本文は、この哲学原理の省察に関わるなり)

四 ロゴス論厳密にぞや気付きたり「神共」ありて「太初」孕むと  (備考:同書巻末謝辞「最晩年の書簡に見る滝沢哲学の最後の光明――原事実より根源的本質規定のダイナミズムへ」参照)

五 ところがや恩師イエスに縛らるを嫌ひて「太初」へと向かひたり  (備考:滝沢克己『純粋神人学序説』272頁、熟読参照)

六 イマヌエル「原事実」をば底に据へ成るや純粋神人学ぞ  (備考:同頁、熟読参照)

七 されどもや唯一の規定「神表現」其処に人立ち希望にぞ生く
  (備考:273頁、熟読参照)

八 絶対の被決定なる「偶有性」Kontingenz「空に至誠の神」ありや

九 「神表現」「我ら内にて至誠喚ぶ」神の故にてなるやこそあり

十 「偶有性」「神表現」と逆接を「至誠心のや神学」穿つ  (備考:一方で至誠心の神学の第一原理「空神至誠」、他方では第三原理「神至誠喚ぶ」が両者の癒着を脱し、逆接を了解せしむるなり。なお、第二原理「空は空自らを空ず」なり。拙著『至誠心の神学――東西融合文明論の試み』京都・行路社、1997年、第八章「空、ケノーシス、および慈悲――仏教的キリスト教的至誠心の神学に向けて」参照。)

十一 「偶有性」「神表現」や逆接す見極めこそやげにも嬉しも

十二 ここにこそ恩師哲悦胚胎すかく大確認の美こそ嬉しや
IXIA!
延原時行

(* 鳥飼師 5/8, 2018 8:17 PM:「延原先生 今日も有難うございます。昨日に続いて今日も、植え替え準備で久しぶりにスコップをもって汗を流しました。花壇のすぐ隣が小学校で子どもたちの元気な歓声を聴きながら土遊びをしていると、花仲間の男性の助っ人も加わって仕事もはかどり、腐葉土をまぜるところまですすみました。御礼方々
IXIA!!
鳥飼慶陽」)