延原時行歌集「命輝く」(第2924回)(秋の台風とお月さん)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2924回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    10月30日

           じりじりとの歌六

 一 じりじりと何故か我が著や上昇す「平安ありて平和なる」そも
   (備考:『平安ありて平和なる ホワイトヘッドの平和論、西田哲学、わが短歌神学日記』新潟・考古堂書店、2017年なり。拙著を通じて時代の変転窺ふなり。興味深し。ちなみに、平安とは、古来、「生死一体の覚り」なるも、世俗的には「哲学の喜び」としてデカルト以来、人類や知るに至れり。これの徹底的学習なくば、人類文明の百年先の存続、甚だ覚束なし。しからずや?)

 二 この時代核戦略にしがみつき北も米もや一戦の前
   (備考:危機的時代なり)

 三 オバマ氏や平安ありて平和なる人類(ひと)コア矛盾懺悔友抱く
   (備考:2016年5月27日オバマ米大統領の広島平和スピーチと森氏抱擁はこの時代の隠されたる焦点なり。そこに智慧の源泉あり。知らずや?)

 四 我ら知る核王朝の底にぞや貧民正に餓へむとせるも
   (備考:しかるが故に民闇経済他頼るもの無し。その精神鼓舞するもの他に無きや。「哲学の喜び」他遂に目当て無し。これ全地球的救済焦点なり、少なくともHomo Sapiensが精神的叡智的存在である限り。人類や、核戦略的存在者なるか、闇経済的存在者なるか、そのままでは腐れ果てむ。古代より人類叡智的存在にして、「哲学の喜び」生くる証しなり。知らずや?

 五 広島の平和スピーチ今こそや地球に沁みて平安やあれ
   (備考:全地球人が、核への隷属、闇経済への熱狂、を離れて、「哲学の喜び」に叡智的存在の妙味を覚知せるにあらざれば、百年ののちに人類文明地上に無しぞ! その事ほぼ確実なり)

 六 哲学の喜びなくば人類や何こそ「己れ」見出すの縁
   (備考:北の核執着は、この問をもっての他突破出来ぬとは、我が深き確信なり。只今のところ、核執着の物質的根拠「闇経済」ほかその支え無し、いつの日にか「哲学の喜び」に目覚むる時まで。我が国の場合、明治維新以来の「近代の目覚め」、1945年の「核投下による敗戦による《生死一体の真実への目覚め》」によりまだしも人間らしき叡智存在に精進成しつつあり。しからずや?)





昨日の台風も風雨共に強いものでした。上は、11階から望む六甲と高取山、そしてadidas本社です。

台風の去った後に、市場への買い物を兼ねたぶらり散歩に・・・

雀と猫、そして柘榴と・・・

昨日も一日中『賀川豊彦著作選集』の助っ人で・・・・

終りに、夕食後のいつもの散歩の写真を・・・

秋の虫たちの鳴き声も静かになりました。お月さんが日に日に丸くなってきて、夜の景色もだんだん明るくなってきました。

いつもなら美しく小さな花を咲かせる「十月桜」も、今年の夏の猛暑で桜の樹が枯れてしまったようです。今年はあちこちに枯れた木々が目立ちます。

このたびの台風で水嵩の増えた新湊川は、黄色い警告ランプがぐるぐると廻っていました。今年の台風は、もうこれで終わりになるのでしょうか。

今朝の神戸は晴れていますが、ひんやりとした朝です。今日は「木枯らし一号」が吹くかもしれません!